夢をかなえるボランティア「夢ワゴン」の設立を聴衆の前で発表した後、

お若い男性の方に声をかけられました。

 

「7年前にお会いしたことがありますが…。

あの時、僕は(あなたに)失礼なことを言ったんだと思って…。」

 

すっかり失念していた私は、その時何を言われたか尋ねました。

「『苦労知らずのお嬢様で、良い所の奥様に見える』と言いました。

まさか苦労の連続の人生を、

しかもお金に困って生きて来られた方には見えなくて。」

 

私は答えました。

「何人もの方に同じように言われました。

 失礼ではありません。そう見えるなら私にとっては誇りです。

 ですから、お気になさらないでください。」と。

 

過去に、私がいるフロアーで、ある方が、

「高橋さんは過酷な人生を生きているのになぜ豊かに見えるのか?」

質問しておられました。訊かれた方は、

「高橋さんは、ご自分を尊敬しているからですよ。」

とお答えになりました。

そうなのか…と思いながら黙って聞いておりました。

 

<この親は私を育ててくれる人ではない>と確信した時から、

私は自分を自分で育てる決心をしました。

夢ワゴンのホームページに『親ならぬお天道様に育てていただいた』

と書いたのは、そういうことです。

 

長い間、無意識に「雨露をしのげる避難場所」を探す癖がありました。

「いざという時のその場所を今も、具体的に言えます。」

雨露をしのげるだけでいい、今日食べられるだけでいい…と言い聞かせて

生きてきた年月がありました。

 

しかし今、私のステージは大きく変わりました。

過去のあれこれは どうでもいい

新しい世界大きく転換しているのを感じます。

 

よく頑張ったね。

これからは全く違う世界に入るから、

過去のことは どうだっていい、すでに解放されている。

 

まるで天の声のように心に感じます。

血縁の薄い宿命を生きてきたからこそ、

血縁のない方々と尊い絆を結ばせていただきました。

 

窮地で助けてくださった方は血縁のない方です。

何度も助けられました。

 

過ぎ去った あのことも このことも、何一つ無駄ではなかった

そう言える生き方をしてこられたことが幸いで、

ありがたくて、ありがたくて 

お天道様の あたたかなまなざしを、今日も信じられます。