自分の発言は間違っていないはずなのに、

理解されないことがあります。

折れなければならない場面があります。

譲らなければならない立場もあります。

 

自分なりに熟考した提案でも、全員に反対されることもあります。

だからといって、

それは「あなたが否定された」わけではありません。

 

理解してもらえる「時」ではなかった…。

皆まだ、わからないんだ…、ということもあるでしょう。

 

そういう時は、すんなり引き下がって、成り行きに任せます。

そうしているうちに、出来事が起こります。

その時、あなたは再度、同じ提案をしたくなるかもしれません。


すると、誰か気づきます。

「前にも同じことを言っていたな…。検討してもいいのでは…。」

それでも勇気をもって賛成するにはまだ少数派で、鳴りを潜めます。

 

またしても、すんなり引き下がって、成り行きに任せます。

そうしているうちに、次の出来事が起こります。

その時、あなたはまたしても同じ提案をしたくなるかもしれません。

 


すると、今度は数人が気づきます。

「前にも同じことを言っていたな…。それは必要なのかも…。」

 

段々、聴いてくれる人が増えていきます。

話題にしやすくなります。

考えをわかち合いながら理解者が増え、足元が固まっていきます。

あなたの提案を実行に移す「時」が来ています…。

 

すぐには理解されなくても、その案がその場に必要なら、

何度でも提案できるように出来事が起こります。

お天道様が見ているから、成り行きの善意がはたらきます。

 

理解されないことがあります。

折れなければならない場面があります。

譲らなければならない立場もあります。

あるいは失敗したときも…。


自分の言い分を 職場の誰かに言ったら面倒になる…

だからといって、自分の中で抑えては疲弊します。

 

いつまでも頭も中に言い分を持ち続けていないで、

十分、言わせてあげましょう。

専用のノートを作ってもよいでしょう。

 

○月○日(曜日) (出来事を簡潔に書く)

 

(行を空けて)

人に言えなかった「自分の言い分」を書きます。

過ちの「言い訳」だって書いて良いんです。

 

そこで大事なのは、

あなたがその時「何を大事にしたか」です。

 

何を大事にしたから、譲れなかったのか。

を大事にしたいのに、折れなければならなかったのか。

何が尊重されなくて怒りのスイッチが入ったのか。

 

大事にしたいもの」を見つけるようにしていると、

自分の「価値観」が明らかになっていきます。


自分の価値観を明らかにすることは、やがて本物の自信につながります。

出来事を丁寧に体験することを自己の体験に精通すると言う人がおりました。

自分の体験に精通していると、体験が「生きる力」になります。

自分を支え、他者をいたわり、勇気づける力になります。

 

自分の言い分を抑えないで!


 一人の時間に書いてごらんなさい。

そのうちに、ノートにマスター(内的助言者・叡智)が働くことがあります。

後で読み返した時、「私が書いたと思えない」言葉に気づくことがあります。

 

一人で書いていても、

あなたを愛してやまない最高の理解者が、

目には見えない働きで、あなたの筆致を導くことがあります。

愛の波動が、あなたの言い分を聴いているのです。

その波動が波紋のように空間をわたって、

ほんの少しずつ、何かを変えていきます。


はじめは目に見えにくい小さな変化でも、

気づけば、前とは違う自分になっていた!

前とは違う関係になっていた!

前とは違う境遇になっていた!

 

自分の言い分を大事に言わせてあげたから。