セラピー体験談
☆ 東京都 Rさん・34歳
生まれ育った青森で、付き合っていた彼氏がストーカーとなって凶暴になり、職場に来て暴れるようになって、職場にいられなくなり、大事にしていた仕事から離れざるを得ず、無念の退職をしました。それ以後お付き合いする男性に対しても恐怖を感じて、「私なんて幸せになれるはずがない」と思うようになっておりました。そんな時、「男性が怖い。これからちゃんとした男性に巡り会えますか」と占い師の方に相談しました。占い師によれば、私は「前世で若くして軟禁状態に置かれ、その恐怖を現世に引きずっている」ということでした。疑いはしませんでしたが、「前世は人から聞くものではない。自分で体験すれば、今感じている『違和感』がなくなるのではないか。」と思い、前世セラピーを受けました。
最初の前世セラピーで、まさに占い師が言った前世へ入りました。そこで、私には慕う人がいたのに、領主に権力をもって無理に結婚させられ、逃亡しようとする私は軟禁状態となりました。広い部屋が与えられ、贅沢な調度品に囲まれ衣食に不自由することはありませんでしたが、話し相手はメイドだけ。そのメイドは現世の母でした。
占いでは、「領主はひどい人」と聞いていたのですが、前世セラピーで相手の中に入ってみたら(人格交代して)、「私を一番に思ってくれている人、愛してくれた人」でした。夫である領主を愛せずに苦しんでいた私、私に愛されていないことを生涯苦しんだ夫、メイドは領主を愛していながら、その愛が私に向けられていることを忍び、生涯誰にも自分の思いを言わずに、ただ私の人生を支えてくれたのでした。
また、意に沿わない結婚を余儀なくされる私を、前世の父と兄は心から心配してくれておりました。
現世において、愛される喜びを感じられずに何かに怯え、何かを恐れてきた私には、初めて「愛されていた」と感じた瞬間でした。
マスターはマリア様でした。「被害者意識はやめなさい。(今生で)愛を踏みにじってきた。諦めが早い、 だから後悔する。」とメッセージを受け取りましたが、愛を踏みにじったという心当たりはその時の私にはありませんでした。
二度目の前世セラピーでも、私は思いを寄せる人と添えずに別な相手と結婚した前世でした。マスターは同じくマリア様で、「最初の扉を開けなさい。まずそれをしなければ、次へ進むことができない。自分でわかっているでしょう。」と言いました。
二度の前世セラピーで、いずれも意にそわない結婚をしたことを知り、違和感がぬぐえませんでした。「同じ苦しみを、なぜ繰り返すの?」という疑問がめぐり、癒されていない自分がいるのです。自宅でリラクセーションのテープを聴きながら寝てしまった後、ふと思い出しました。
私の男性恐怖の原因は、ストーカーされた凶暴な彼だけではなく、幼い頃に父にひどく折檻されたことが原因でした。(折檻したことを後悔していると父が人に話しているのを聞いたことがあります。)私は幼い頃から父が怖くて緊張して心を開くことができずに「良い子」を装い、早く自立して家から離れて父から解放されたいと願っておりました。
しかし、ストーカーに遭って職場まで奪われそうになって、他の人に相談してはその方に危害が加えられる危険があって、どうにもならなくなって父に相談しました。父は、「お前は大事な娘だ。必ず護る。お前のことは、いつでも信じている。」と言ってくれました。涙が止まりませんでした。そして、本当にストーカーの彼と向き合って解決してくれたのです。これほどまでに父に愛されていたことを、ストーカー事件は確認させてくれたのでした。そこに気づいたのが「第一の扉」でした。マリア様が「自分でわかっている」と何度もおっしゃったのは、これでした。私は大事なことを、「父の愛」を思い出したのでした。
それだからと言って、まだ本質的には癒された感じはしませんでした。恐怖感や違和感はまだ引きずっておりました。
三回目のセッションは、「エゴとゆるし」をテーマとしたカウンセリングでした。そこで私は今まで付き合った男性への思いを吐露し、整理を手伝って頂きました。帰りに高橋さんから3冊の本を渡され、帰ってからすぐに読みました。2冊目を読んでいる間にも、出来事が起こりました。
男性の友だちOさんからメールの返信がないので再度問いかけたところ、意外な返信が帰って来ました。「こっちだって予定があるのに、頭にくるんだよね。もう(関係を)切ってもいいんだよ。」と。それを読んで私は体が固まりました。初めは怒りでしたが、だんだん感情が変わって来ました。「もう(関係を)切ってもいい。」というメールを、私もこれまで何人かの男性に送って関係を切って来たのでした。
<・・・短気を起こして、相手との関係に失望してはメールで一方的に関係を切ったのは私。恋愛感情のあるなしに関わらず、心が痛いよ。相手の言い分を聞かないまま自分の意見だけ言ったのと同じ・・・そうやって人を傷つけて来たんだ。相手だって辛かったに決まっている。やっと今、同じ思いを体験できた。Oさんは私に貴重な体験をさせてくれた!>
<私は被害者なんかじゃない、加害者だったんだ!自分が傷ついて初めて知った。自分がどういうことをしてきたか。最初のセッションでマスターが言った通り、たしかに『愛を踏みにじってきた。』と。>
相手への怒りと将来の不安に駆られていた間は本当のことがわからなかったのですが、今わかりました。
被害者意識は感じていないと自分では思っておりましたが、加害者とも感じていなかった、そこに違和感がありました。それが「エゴ」だったと思います。
私の思考の中では<相手の立場を考える><優しくしなきゃ>とわかっていても、「あの人にひどい目に遭わされた」と思う「エゴ」が勝ってしまうと、わかっていたはずのことはどうでもよくなって、「私は被害者なのだから、相手だって悲しんで同等だ」と、エゴは思考を歪めてしまいます。心が本当にわかっていない証拠でした。今回、Oさんからのびっくりメールがきっかけで、私は自分と向き合うことができました。自分を振り返り、反省する機会をくれたOさんに、「貴重な体験」「ありがとう」と言葉を添えてメールを送りました。返事はありませんが、少しも厭な気持ちではありません。不思議に、毎日笑顔でいられます。色々なことに「ありがとう」と心が何度も言っています。
そうしたら、これまで鬱々としてこだわってきた男性たちに対する捉え方が180度変わりました。 ストーカーの彼と、その後付き合った二人の男性いずれにも、心から「ありがとう」と思っております。
ストーカーに遭っていなければ、父の愛を一生受け取れずにいたかもしれません。病気で暴力的になっただけで、心は芯から私を愛してくれていたのですね。最後に父の前で、「本当に好きな人だった・・・」と泣いてくれました。
ストーカーに遭って傷ついた私を、いろいろな所へ連れて行って安らぎをくれた仙台の彼・・・、私を「友だちだ」と言った気持ちが今ならわかります。私だけでなく、あなたも悩んでくれていたのですね。たくさんの安らぎをありがとう。
好きだった職場を離れ、青森から上京して初めて付き合った事業主の彼、「出逢えてよかった」と言ってもらえて嬉しかったです。彼の仕事の厳しさを理解できずに、「そんなに忙しいと言うなら・・・私は大事じゃないんだ」と勝手に解釈して別れを告げたけれど、忙しい中で精一杯、食事や映画に連れて行って下さいました。楽しい時間を過ごさせて頂きました。心からありがとう。
また、私は青森で働いていた頃、「全国で通用する美容師になりたい」と願っておりました。今にして思えば、上京したお陰でステップアップの機会をたくさん得られました。今は東京で、必要とされる美容師として充実した仕事をしております。被害者どころか、気がつけば望みが叶っておりました。
頭でわかっていた感謝より、心が感じる感謝の気持ちの方が何倍も心地よいものだと体験しました。
これが「第二の扉」だったのです。私は、エゴを手放すということがどういうことかわからなかったのですが、無意識に「エゴを手放す体験をしたい」と願っていたのだと思います。「エゴを手放す体験」は、心が感じることで、思考とは全く違うことだと学びました。「体験」=「辛いこと」とエゴは勝手に変形させていたのだと思います。「体験」=「光」と、心は感じております。
セッションで高橋さんが、「考えて闇に入る、感じて光に入るということがある。」とおっしゃいました。エゴから抜け出す手段として前世セラピーを行うことで、自分がいかに愛された存在だったかを「心」が感じることができました。<私は一人ぼっちじゃなかった!> 父に、ストーカーの彼に、その後の二人に、友人に・・・愛された存在でした。どんな形であれ、全てが愛だと感じられるようになりました。「光に入る」とは、こういうことだったのですね。「傷つけられる怖さ」でがんじがらめになっていた自分でしたが、今は「出逢うことの不思議さ」、「出逢いの意味」を感じるようになりました。それぞれの魂は出逢う意味があって、私が乗り越えるべきことを教えてくれております。乗り越えられなければ、ハードルを低くしてでも、何度でも体験できるよう、気づかせてくれていたのです。前世からの繰り返す違和感のある体験は、光に入るための道筋でした。
仕事で出逢う方に対する気持ちが変わりました。今まではお客様を「わがままだな。」と思うことがありましたが、今は「随分不安を抱えていらっしゃるんだな。だからわがままになっちゃうんだろうな。気持ちを聴かせて頂こう。」と思えます。外から見える美しさだけでなく内面からの美しさを実現して頂きたいと願い、心からケアする美容を行っております。自分の内面に光がなかったら、お客様に光を注ぐことはできなかったと思います。そういう意味で今、仕事の上でも原点に立ち返っております。
長い間ブラックホールを彷徨っておりましたが、まさに今、まばゆいばかりの光が体中を駆け巡り、感謝の気持ちと優しさを感じるようになりました。セラピーを受けてよかったです。この不思議な気持ちをどうしても伝えたくて、気がついたら手近にあったレポート用紙に一心不乱に手紙を書いておりました。私のエゴに気づいて下さり、エゴを手放すお手伝いをして頂いて、本当に感謝しております。
<既に掲載されている体験談の「その後」です。
ご本人の了解を頂きましたので、メールをそのまま掲載致します。>
お久しぶりです。
お元気ですか?私は毎日忙しい日々を送っています。
セラピーを体験させて頂いてから1年が過ぎました。この一年間でさらに、色々な経験を積むことができました。
中でも、最も大きな出来事は、尊敬できる「彼」に出会うことができたことです。
知り合ったのは年末で、それからお付き合いをさせて頂いております。
彼と出会って、考え方も穏やかになった気がします。前世セラピーで出会っていた人だと思います。「お互い思いあっていたのに結ばれなかった相手」だと思います。あのときに感じた相手の温もりととてもよく似ています。
こんなことって、本当にあるのですね。自分でも驚いています。きっと心のどこかで、あの温もりを探していたのでしょうね。
そして、「私がここにいる理由」もきっとそこにあったのだと確信しています。(彼と出会うために) (高橋註: 彼氏とは職場で出会ったのでしょうか?)
あの時、すべてのエゴを手放したと感じていましたが、心が疲れたりすると、すぐにエゴがやってきます。でも、常に、あのときの体験を思い出すようにしたのと、高橋さんのホームページにある私の体験談を読み返すことで、感謝の気持ちを取り戻し、光を見出すようにしています。
心が疲れると、すぐに感謝の気持ちを忘れてしまうのでエゴが出てきちゃうのかな
(^^;)
でも、今ははっきりと言えます。
私は幸せだと! 尊敬できる彼と出会えて、心が安らぐ感情を体験できている現実に。こんな気持ちで日々を過ごせるのも、高橋さんのセラピーのお蔭だといつも感謝しています。
☆ 千葉県 Yさん・30歳
私は、子どもの頃、母に抱きしめられた記憶がなく、学校では毎日いじめに遭い、家にも学校にも居場所がないような感じがしておりました。親がらみで借金を抱えてしまい、現在、接客業をしておりますが、神経過敏となり、お客様に気を遣い、緊張の連続で、いつもイライラしておりました。心は孤独感や不安で重く、過去の辛かった出来事が止められない勢いで、繰り返し何度も、よみがえってくるのです。御祓いを受けようかとも思ったのですが、それよりもヒプノセラピーの力を信じてみようと、こちらを選びました。
初回は、「リラクセーションと自我強化」を行い、その後、前世セラピーを行いました。
今生でこんなに厭なことの多い人生だから、前世はよほど悪いことをしたのかという思いがあったのですが、前世は山形の裕福な家に生まれました。早くに母が病死し、乳母に育てられました。乳母は現在の人生の曾祖母でした。
軽井沢の別荘で恋人と結婚の約束をしました。夫が事業に失敗して連絡が取れなくなった頃、私は市ヶ谷の自宅から東京大学へ通い、教壇に立って工学を教えておりました。仕事にやりがいを感じ、わくわくしておりました。自身は津田塾大学出身でした。父の死後、財産の相続を受け、お金持ちで元気な老後を楽しく過ごしました。最後まで世話をしてくれたお手伝いさんは、現在の人生で仲の良い妹でした。私は周りの人に気前良くお金をあげるなど、「わがままを言わず人を困らせず、明るくて楽しくて、良い人だった」と惜しまれておりました。その長寿の前世を、私は「楽しい人生だった」と満足し、雪を見ながら亡くなりました。
中間世では、「これから生まれていく魂」が、広い所にたくさん、まーるく、ふわふわと、柔らかく浮かんでおりました。そこでは、「みんな仲良し。みんな、よく知っている仲間」のような気がしました。ネガティブな感覚が全くない、「ただただ、何ともいえない心地よさ」を体感しました。
前世の振り返りをした時に、前世の自分から、エネルギッシュな「行きぬく力」を貰い受けて来ていることを感じました。そして、「自由に、好きなように生きてご覧」というメッセージを、その前世から感じ取りました。
その後、マスターが現われました。古代ローマの男性で、右手に棒を、左手に水晶を持っておりました。
人生のテーマは、「愛すること。愛する人を見つけて、一緒に暮らしていくこと」でした。「もっと外に出て、たくさんの人と関わり、もうちょっと感情を表現しても良い」と言われました(テレパシーで)。そして、今までの苦しい過去は、私が「内部に持っているクリエイティブな才能を磨くための、人生を創造するために役立つもの」であったことを確認しました。「本を書いてみるように」と勧められました。
また、「なぜこの母のもとに生まれたのか」という質問には、「母を助けるため、母に笑顔をあげるため」と言われました。そういえば、私は小さい頃からひょうきんで、母を笑わせておりました。母に甘えることができなかったけれども、初めからそのような役割で生まれてきたのだと理解できました。
マスターは、私が「とにかく疲れているから、ゆっくり睡眠をとるように」と忠告して下さいました。「寝る前にパソコンをしないこと」「リラクセーションのテープは絶大な効果がある。毎日聴きながら寝るとよい」と教えてくれました。
あれから、ほぼ毎日、テープを聴いております。たいてい、すぐ寝てしまいます。考えすぎて眠れなくなるということがなくなりました。起きた後は頭がスッキリしていて、物事がはかどります。もちろん、筋肉のリラクセーションもきちんと行っております。筋肉のリラクセーションはとても良いもので、冷え性や肩こりがすぐ治ってしまい、びっくりしています。
心の変化ですが、接客する相手に厭なことを言われることがなくなりました。接客する対象が変わってきたような気がします。厭な客が来なくなりました。また、「これから生まれていく魂が待っている所」を体験したせいか、会う人ごとに親しみを感じ、「昨日から知っていた人」のように話せるようになりました。気がつくと、「人間関係の問題」を意識しなくなっておりました。明らかに私の中で変化が起きております!
(高橋註:同様の体験をされた方がもう一人いらっしゃいますが、その方も、「あれがきっかけで人生観が変わった」とおっしゃいました。)
気づきや、今、解決しなければならないことが勝手に心に浮かんできます。ひとつひとつ解決していくと、心がスッキリします。あとは、何もしないでいる時に、前は「孤独感や不安感」で辛かったのですが、今はわけもなく「幸福感」があります。説明しようのない心地よさです。心が安定して、行動的になりました。テープは大変素晴らしいものだと感謝致しております。
(高橋註:テープの効果はもとより、ご本人の素直さと、潜在意識の持つ高い能力が自己変革を助けているのでしょう。ほぼ毎日、聴いた、その心がけが自分を助けたのですね。)
それから、セッションの後、悪夢を見ることがありますが、その後は厭な感覚を残すことなく、不思議と爽やかなのです。2回目のセッションでマスターに聞いてみたら、「これまで魂の底に積もっていたネガティブなものを吐き出させている・・・・マスターも頑張って浄化作用を手伝っている」と知りました。ちなみに、2回目のセッションでは「愛に満たされた前世」をふたつ体験しました。四国の農民だった前世も、デンマークの后だった前世も、「有難くて、有難くて・・・・ただそれしかない」くらい感謝に満たされて亡くなりました。最初の前世セラピーよりも感動的でした。
「私はもうこれで良い」というところまで、通ってみたいと思います。自分の知らない自分を探求してみたくなりました。1回のセッションでこんなに効果があったのですから、この先どのような変容があるかと思うと、生きていることが楽しくなりました。
各種セラピーを受けるために、様々な所を渡り歩きましたが、高橋先生の大海原のような母性に包まれて、本物のセラピストに出会えたと直感した自分がおります。
先生、これからも宜しくお願い致します。