棘のある言葉、悪意のない身勝手、
人の意地悪や弱点へのいら立ち…
生きていれば否応なく遭遇する数々の「腹立たしさ」を
うまくかわして、スムーズに生きることができます。
そのヒントは、『問題にしない』ことです。
悪気はない良い人なのに、相手への配慮ができない人もおります。
「婚家を立てる」という気遣いのできない母からは
娘にそれが伝承されません。
旦那さんの家はお嫁さんにそれを教えてあげるでしょうか?
名家か、資産家ならお姑さんに注意されるかもしれませんが、
一般的には、婚家の親は黙って我慢するしかないでしょう。
悪気はないが配慮もないことに、母娘ともに気づけなければ、
母娘ともに その価値観を持っていないということです。
諭されても反発を招いて気まずくなるばかり…それなら黙っておこう、と
心ある側が 飲み込むしかないのです。
育った環境も道筋も違うもの同士が出会うのだから、「違って当たり前」
相手には相手の言い分もあるでしょうから。
それに、私にはない良さをその方が持っている。
私に見えているのは、相手の一面にすぎないのですから。
嫌なことを『問題にしない』でスルーする、見逃してあげるのは
こちらの精神衛生のためにも楽な方法です。
意地悪な言葉に接しても、「問題にしない」と心の中で言って、
何事もなかったようにスルーして自分のペースに戻る。
こちらの感情が乱れている間は「相手にさせられている」のです。
瞬時の心の反応を逃がしてあげましょう。
時には「鈍感になる」ことも必要です。
問題にしないでいると、自然に「相手が気にならなく」なります。
お局様…「そういえば、今日 いたっけ? あの人。」
みたいに気にならなくなったら楽でしょう?
雑多なことにとらわれないと、幸せになり易いのですから
他のこともうまくいきます。
合言葉は「問題にしない」。見逃してあげましょう。