「神もマスターも信じない、…高橋さんと話す」と言うその女性は、
これでもかとばかりに重なる過酷な試練に疲れ果てておりました。
「幼い頃から毎日祈ったけれど、神様は助けてくれなかった。もう信じない!」
あまりにも理不尽な目に遭うことが続くと、
人は自己価値を見失い、自分を不当に低いものと錯覚します。
一人ひとりを大切にしたい私には、それが堪(たま)らないのです。
誠心誠意尽くした挙句に、これ以上 社会に裏切られることがあってはならないと思い、
その方へ言葉を贈りました。
ブログを読んでくださる未知の方も 同じ苦しみを抱えているかもしれず、
本人の了解を得てお分けしております。
『このままでは、
誠心誠意努めた☆さんを「社会が裏切る」形になります。
理不尽が通されたら、☆さんが社会へ不信を重ねることになります。
☆さんは、粗末に扱われてはいけないのです。
今、☆さんがやっていることは、
『誠心誠意 務めた自分を大切にしている』ことです。
それでOK!ですから、自分を尊重してください。
今、自分が自分を大切にしなかったら、誰が大切にしてくれますか?
これで良いのです。』
これを読んで、飛び降りようと思いつめていた自分を保てたそうです。
過酷な人生によって、既に内側が熟しているはずの自分を見失い、
自己価値を忘れておられました。
私との対話の中で、
☆「(こんな状況でこんな選択をした。
上から示された案は、他の人たちを窮地に追うもので、それはできなかった。)」
私「あなたの選択は、いつも他を利する。全体を利する視点がある。
多くの人は、そこまで考えないで無難な解決を急ぐでしょう。
あなたにその視点で生きるように教えた人がいるのですか?」
☆「そんな人、いませんよ。・・・いたら奇跡です。」(口を突いて出たという)
私「いたら奇跡? いたら奇跡・・・あなたのことでしょう?
あなたは『奇跡の人』なんですね。」
☆「私・・・? そうだ、私のことだ!
なんで『奇跡』なんて言ったのだろう?
そんなことを言うつもりじゃなかったのに。
自己価値が低いから、いつもこんな目に遭うんだと・・・
生きる価値が無いと思った。
神様は助けてくれないって恨んでいた。
どうして私、こんな言葉を言ったのだろう・・・?」
私「神様が言わせたのね。
あなたが何者かを知らせたくて、真実に目覚めさせたくて、
こんなにまで度重なる試練を与えた神様が、
あなたは『奇跡の人』だと気づかせたくて、言わせたのよ。
それほどの あなたなのよ。」
神様は信じないけれど高橋と話す・・・それならば、
私との会話にまで神は臨在して働かれるのですね。
それからこの方は、
「試練が重なるのは、自分の内側の世界観が再現されているからだ」と言い、
ケアを求めました。
催眠を用いた独自の方法で、内側の世界観が拡大されました。
(いとも簡単にこれができたのは、ご本人の内側が熟しておられたからです。
怪しいトリックなどではなく、奥に既に持っていたものが引き出されたのです。)
☆さんから私も言葉を頂きました。
「高橋さんのスピリチュアル・ケアは、綺麗事じゃない。現実的です。」
(註)☆さんはそれから「神との和解」をテーマに催眠セラピーを希望されました。
ケアされた後は、神様に対して完全に閉ざしていた心の扉が少し開き、
セッションの最後には 「20㎝くらい開いている」と言いました。
その後の暮らしの中で、扉は次第にもっと開かれていったでしょう。
「神様なんか信じない!」と言っていた☆さんから
3ヶ月後お電話を頂きました。本人の了解を得てお分けします。
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「私の中で、変わったものがあります。
あれほど 腹の底から神を憎んでいたのに、
セラピーの後、うまくいかないことが起こっても、
前みたいな 『ほら、また これだ!』と
腸(はらわた)が煮えかえるような怒りが、あれ以来 生じないのです。
怒らないで 静かに反応できて 楽です。
セラピーを受けるたびに、こうして変化があります。」