幼児を観て、「この子、すごい!」と感じたことはありませんか?
頭脳が・・・とか、能力が・・・とか、数値で証明できるようなことではなく、
わずか4歳の子に宿る「気高さ」「徳」「底力」のような、
言葉に表せないパワーを直感的に見出すことがあります。
長じて後に、劣等感に押しつぶされそうなその子に、訊かれました。
「どうして、私は、お兄ちゃんと違うの?」
「〇子は、自分はお兄ちゃんと違うと思っているの?」
「うん。 お兄ちゃんは・・・だけど、私は・・・できない。
どうして、私はお兄ちゃんみたいにできないの?」
指摘の点については、具体的な環境の違いを話したらわかってくれました。
「〇子は、お兄ちゃんみたいになろうとしなくていいのよ。
〇子は、そのままで、いいの。そのままで じゅうぶん すばらしいのよ。」
〇子の顔がほころびました。
「小学校のお兄ちゃんの担任に、『妹さんはお兄ちゃんより上に行きますね』
って言われたことがあるのよ。」
〇「何ていう先生?・・・ 知らないよ、その先生。
話したこともないのに、どうしてわかるの?(信じられない)」
「校内で見かけたって。見かけて、あの子が妹か・・・と思ったって。」
○「どんなところが、お兄ちゃんより上だって言ってた?」
「どんなところ・・・と言うより、見る人が観れば、わかるのよ。
お母さんだって、〇子が4歳の時、何気ない言葉を聴いて、
その深い心に触れて、『この子、すごい!』って雷に打たれるような思いがした。
田舎のひいお爺ちゃんにも同じようなことを言われたことがあるよ。
見ていれば「わかる」のよ。
誰かのようにならなくていい。 〇子はそのままでいいのよ。」
こんな話をしたことがあったっけ・・・と思い出しました。
ある少女に話したことをお分けします。
このメッセージが必要な子は たくさんいるでしょうからね。
夢をかなえるボランティア「夢ワゴン」の副代表の一人がクリスチャンで、
私にCDをプレゼントしてくれました。それは まるで天使の歌声です。
CD「かけがえのない いのち ・・・大切なあなたへ・・・」
《きみは愛されるため生まれた》
《いのち》
少女と一緒に2曲の歌を聴きながら、歌詞を読んで、説明を加えました。
《きみは愛されるため生まれた》 詞・曲 イ・ミンソブ 訳詞 神 明宏 他
きみは愛されるため生まれた
きみの生涯は愛で満ちている
きみは愛されるため生まれた
きみの生涯は愛で満ちている
永遠の神の愛は
われらの出会いの中で実を結ぶ
きみの存在が
私にはどれほど大きな喜びでしょう
きみは愛されるため生まれた
今もその愛 受けている
きみは愛されるため生まれた
今もその愛 受けている
《いのち》 詞・曲 古木 涼子
いのちがこんなに尊いのは
この世にたったひとつだから
いのちがこんなにきれいなのは
神様が心込めてるから
いのちがこんなに愛しいのは
それはあなた あなたのいのちだから
父さんがいて、母さんがいて
家族がいて、みんながいて
そしてあなたが生まれた
けっして一人ではなかった
みんなで守るよ そのいのちを
心と体 傷ついても
あなたのいのちは変わらないよ
美しく 光り輝いてる
生きて! 生きて! 生きて欲しい
かけがえのない あなたのいのちを
生きて! 生きて! 生きて欲しい
かけがえのない あなたのいのちを
あなたのいのちを
【いのちがこんなにきれいなのは 神様が心込めてるから】
幼いあなたを観て、お母さんは「この子、すごい!」と見抜いた。
その「すごい何か」は、お母さんが与えたものではない、
あなた自身が作ったものでもない、
神様が、あなたをこの世に生まれさせるときに、
心を込めて 大切に あなたを創って送り出してくれたからなのよ。
【いのちがこんなに愛しいのは それはあなた あなたのいのちだから】
他の誰かのようにならなくていい。
他の多くの人たちと違っていい。違いの中にこそ輝くものがある。
あなたは、あなただから すばらしいの。
もっと自分を信じていい。 自分を信じてあげようね。
大切に 心を込めて この世に送り出してもらったあなただから。
あなたのすごさを、とっくに見抜いていたお母さんは、
学校の成績とか、どこの高校に入るかとか、
どこの大学にはいるかとか、どんな会社に就職するか・・・そんなことより
もっと奥深いものを あなたに見出していたのよ。
それは、言葉ではなかなか表現できないけれど・・・
強いて言えば 「魅力」・・・かな。
あなた自身が知らない あなたの「魅力」を見出してくれる人が他にもいる。
これからも出会う。
未来を保証されて生きている人は一人もいない。
私だって、1年後に生きている保証はない。
誰もみな同じく保証がないのに、それでも笑って生きていられるのは、
「信頼しているから」
「信頼する力があるから」
ちょっとずつ まわりを信頼してみようか。
信頼する練習をして、「思ったことを言ってもいいんだ」って安心すると、
小さな信頼が積み重なっていくにつれ、心が元気になって、
不安や恐れなんか つまらないものに思えてくるよ。
自分なりに感じたことは、「あなたの感性」だから大事にしようね。
人と同じじゃなくていい、違ったことを感じていい。
違っても みんないい。 それぞれで いい。 全部 いい。
【心と体 傷ついても あなたのいのちは変わらないよ 美しく光り輝いてる】
もし失敗しても、傷ついても、あなたのいのちの価値は変わらない。
お母さんが「すごい!」と思った「すごさ」は、
あなたが つまずいても、 変わることなく あなたの中に生き続けているよ。
自分を信じてあげようね。
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「信頼する練習だって? フン! 笑わせるな。
自分が失ったものは、練習なんかで取り戻せるほど生易しいものじゃない!」
そう思った方は、セラピーが必要でしょう。
私で宜しければ、ご連絡ください。あなたの話を聴かせていただけませんか。