クライアントさんから 嬉しいお手紙を頂戴しました。
必要なセラピーを終結した方に、
鈴木秀子著『幸福力のある女の子を育てる本』(新紀元社) をお貸ししていたのです。
本の帯には下記のような言葉が添えられています。
「自分も、まわりの人も明るく幸せにする・・・。
そんな女の子を育てるシンプルな方法。
それは、幸福力を育むこと。」
お手紙の差出人様の了解を得ましたので、ご紹介いたします。
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寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
私はお陰様で家族と穏やかな日々を送っております。
昨年は何度となく私の心を救って頂きましてありがとうございました。
心を患い、生きがいだった仕事も休職し、失意の底にあった私にとって、
高橋さんとの出会いは自分を取り戻すための大切なご縁だったと思います。
年の暮れにお借りした本を繰り返し読ませていただきました。図書館でも
鈴木秀子先生の著書を探し、何冊か読みました。今回はお礼の気持ちと共に、
近況と、本の感想をお伝えしたくてペンを執りました。つたない文章ですが、
お付き合いいただければ幸いです。
お借りした本を読み、
【子育ては自分育てから始まる】
【自分への気づきを深めていくこと】という言葉に共感し、
私自身の幸福力を見つめ直すことにしました。
自己肯定感の低い私にとって、「自分自身を好きになる」「自分を責めない」等のステップは
簡単ではありませんでした。鈴木先生の著書の中で、
『人は生まれながら完璧な存在で、目に見える世界(行動・行為)でどれだけ失敗したとしても、自分の価値は少しも傷つかない』というような言葉がありました。
当初はこれが自分を救う言葉ではなく、過去の自分を否定し、後悔に囚われ、苦しい日々が続きました。秀子先生の言葉を、なぜ自分へのエールとして受け取れないのか・・・
混沌とした気持ちの中で私が実践し続けたこと、それは、高橋さんが名刺の裏に書いてくださった、あの【幸せ探し】でした。鈴木秀子先生も、御著書の中で
『どんな困難が押し寄せてきても、それを幸せに向けるのも、不幸に向けるのもその人次第』
『同じ状況下でも、意識的に明るい考えを脳に送る方がよい』と説かれていました。また、
『書き出すのは自分の潜在意識に残るのでとてもよい』と書かれていたため、前向きを意識しながら日々日記帳にメモとして残しておりました。
そんな日々を過ごしながら年が明けたある日、あれほど思い悩んだ出来事が、「もう過去のものになっている!」と感じた瞬間がありました。
「あぁー、そうだった。私は精一杯頑張っていたんだ」と、過去の疲れ切っていた自分の姿が
じわーっと染み出るように思いだされ、自分を赦し、何かストンと腑に落ちた感覚に包まれたのです。
もしかしたら、秀子先生がおっしゃる【聖なるあきらめ】を体感した瞬間だったのかもしれません。
それからの私は、ほんの少しですが、きっと大きな意味ある一歩を踏み出しました。
後悔と自責の念に囚われて後ろを振り返ってばかりだった私が、過去の自分を肯定し、
納得して前を向いて歩けるようになったのです。
「幸せ探し」をすることで少しずつ「今」を肯定できるようになり、私が悩んでいたことは今の幸せに比べれば取るに足らないことだと思えるよう自然に変化して、私の心の基盤ができたことを感じ取りました。
昨年、心を患って苦しい日々を過ごしたこと、そのお蔭で出会えた高橋さんとのご縁、マスターからの「何も心配いらないよ」という言葉の贈り物、鈴木秀子先生の御著書からの数多くの学び、見えない何かに導かれて「今」があることに、全てに、感謝でいっぱいです。
今の私の目標は、この穏やかな何気ない日々を守っていくこと、短いであろう子育て時間を楽しんで大切に噛みしめて、子どもたちの成長を応援することです。
秀子先生はおっしゃっていました。
『母親自身が自分からも目を離さないでいること』
『どんな状況でも明るく元気に立ち向かう姿を見せていくことが、子どもの幸福力へと繋がる』
この先、まだまだ揺らぐことや迷うこと、つらいことがあるかもしれませんが、今回の経験がきっと私の支えになってくれると信じて、【自分軸】を見失わずに過ごしたいと思います。
「幸せ探し」も続けます!
繰り返しになりますが、高橋さんとの出会いなくして今の私はありません。言葉では言い尽くせませんが、心から感謝申し上げます。
寒さ厳しい折くれぐれもご自愛ください。またお会いできる日を楽しみにしております。