◇◇◇死者との対話は「錦の絆」◇◇◇
子どもさんを亡くされた方や、親御さんを自死によって失った方がおいでになります。
「どうして……」
その悲痛な叫びを抱えて催眠セラピーを受け、死別した大事な人と対面・対話することができます。
そこで、自殺の本当の原因や、最期の状況を本人から直に聴くことができて救われた方がおります。
催眠状態は、時空を超えた世界ですので、
死者と生者の隔たりのない世界ですから、そのようなことが可能になります。
今日 出会った方は、ご長男(18歳)を突然なことで亡くされました。
多くの出会いに助けられ、学びを得て、素敵な笑顔を取り戻したお母さんでした。
ご本人様の了解を得て、ここに対面の様子を紹介します。
始め、息子さんの顔が見えないと何度も言って、対面を諦めかけていたその時、
ふと息子さんの笑顔が浮んだそうです。
話しかけても答えがキャッチできなくて、再び諦めかけたので、笑顔が消えないうちに
息子さんの笑顔の中に入ってもらいました。(人格交代)
「ここに 居るじゃねーか! (馬鹿だなぁ…)」
と言われ、お母さんは 「うっ!」と泣き出しました。
その現われ方は、まさしく息子さんだったそうです。
「お母さん、また会えたね。」なんて言うようなタイプではなかったと…。
息子さんがお母さんに伝えたメッセージをお分けします。
「僕は、早くそこから去るって、わかっていたよ。」
そう言うと、息子さんの方から、
美しい錦の糸がたくさん、光り輝いてお母さんへ降り注ぎ、
お母さんも地球も、丸ごと光る糸で包まれたそうです。
錦の糸からは強い絆が感じられ、
「これからもずっと、この絆で結ばれているよ。」
と言われたそうです。
美しい錦の糸に包まれながら、お母さんは素晴らしいメッセージを感覚で受け取りました。
それをあえて言葉に変換するなら、
「全ての体験は糸。
苦難も悲しみも全て、元々は美しい無色透明の糸。
糸が織り成す絨毯が人生。
絨毯は裏側から織られ、人生の最後に表の模様を見ることになる。」
全ての体験は、元々「良い」も「悪い」も色もなく、
私たち人間の見方や受け取り方によって色がつくのですね。
ご家族のお一人ずつに、息子さんからの言葉が贈られました。
特に印象に残ったのは、妹さんへの言葉でした。
「昨日の言葉、嬉しかったよ」と。
昨日…というのは、
妹さんが彼氏にお兄さんの思い出を話しながら、
「私には、お兄ちゃん以上のお兄ちゃんはいない」
と言ったのだそうです。
お兄ちゃんは天国で、ちゃ~んと聞いていたのですね。
息子さんが地球より高い次元の 海の上にいる…、
「今は、ここを守っているんだ。これが僕のここでの仕事。」
「僕は、次の役目があって、ここへ招かれたんだよ。」
と、幸せそうに笑っていたそうです。
美しい、穏やかな広い海の上の、太陽のように…。
この体験をなさったお母様より、後日メールを頂きました。
「今、『COSMOS(アインシュタインが創造した宇宙精神)』という本を
読んでいるのですが、 その中で、
『ブッダはCOSMOSを蜘蛛の巣のように張り巡らされた金の糸と表現しました。』
という文章に出会い、びっくりしました。
息子がセッションで見せてくれた、絆の錦糸が光の球を包み込む画像と
私の中のイメージの中でピッタリ一致しました。
高橋さんが体験させて下さった世界は本物だと、改めて確信しました。」