高橋さんのセッションは、時空を超えたように感じさせるものがありました。

かけがえのない時間をありがとうございました。

 

自分の心の叫びは、無視し続けると次第に気づきにくく、見えにくくなっていきます。

私は孤独と恐怖から逃れたくて、

『一生の幸せと引き換えにしても、この苦しみから救ってください』と祈りました。

 

もの心ついた時から私は、誰かに見捨てられるのが怖くて、いじめられた影響もあって、

誰かに合わせることしかできなくなって自分を見失ってしまいました

自分を理解しようとしてくれる人がいない環境で、必要なサポートが得られず孤独で、

自分自身を信じることもできず、言葉では表現できない苦しみが常にありました。

特に悪化したここ数年間の記憶は夢を見たと錯覚してしまうくらいぼやけ、

すべての感覚が暗闇に吸い込まれてしまいそうで、怖くて孤独で、

心身が蝕まれていくのは 拷問されているかのように苦しかったです。

 

高橋さんに初めて会った日、

「トラウマは治りますか?」

と訊いたら、「治ります。」と即答でした。

そして「自己肯定感が低いから【本当の自分】を取り戻しましょうね」とおっしゃいました。

私は「自己肯定感が低い」と言われた意味がわかりませんでした。

それまで、自分を理想に近い自分を育ててきたプライドがあったからです。

私はその後、自分を「理想通りに育ててきた」ことの誤りを知ることになります。

 

私は他者に合わせ過ぎて自分自身が歪められていたと、カウンセリングで知りました。

「自分の気持ちを言っていい」

「そのまま感じていい」

「こう感じて当たり前」と、一つひとつ受け入れることができるようになりました。

聴いてもらって、受け入れてもらいながら、一緒に自分自身を受け入れておりました

苦し過ぎて感覚がぼやけていても、

自分の正直な気持ちに気づくことが私に必要だったと今は思います。

 

長い間、他人の価値観に縛られてきた窮屈さを「ロープ」にたとえられ、

催眠状態で そのロープが緩んで、やっと解放され、自由になりました。

私は私のままでよかったのです。初めて目が覚めた感覚でした。

(高橋註:カウンセリングの中に適宜 短時間の催眠セラピーを挟むことがあります。)

 

私を歪めてきた大人たちへの怒りが なかなかおさまらなかったのですが、

催眠状態になったとたん、目の前に「火」が燃えていて、

自分の中に溜め込んできた「怒り」を取り出して 火にくべました。

掘り出しても 掘り出してもドロドロした怒り、悲しみや憎しみが出てきて、

正直 焦りました。それでも次から次へと どんどん火にくべて・・・、

すべて燃え尽きて 灰になるのを見届けたら、身体が軽くなっていました。

 

薄々わかっていたつもりでしたが、催眠状態になってみると、

自分でも知らなかった過去の傷に気づきました。気づいて、癒されました。

不快に感じていたことを、感じなかったことにして無視し続けても、

消化されないまま感情は蓄積していくのだと痛感しました。

 

すべてのセッションを通して、自分の知らなかった面と向き合い、

過去を否定せず、本来の自分を取り戻すことができて新鮮です!

心を変えるというよりも、元々の自分に戻るセラピーであったと思います。

 

カウンセリングを受けている間は、心のお掃除をして、

自分を見つけ出している時間だったと思います。

毎回どんどん綺麗になっていくのが嬉しくて、

「今日はどんな自分に会えるのかな?」と楽しみでした。

不安な時は、高橋さんと話しているうちに不安が消えていくのがわかりました

帰る時には「私、大丈夫」と思えました。

 

セラピー夢に来る前の自分と 現在の自分の違いを大いに実感していることは、

心のブレが少なくなり、喜びや幸せを実感できるようになったことです。

精神が安定していると感じます。

本当の自信を持つようになって、他の人に対する考え方も客観的思考に変わり、

感情に支配されることがとても少なくなりました

また、相手の優れている点も、欠如も受け入れることができるようになりました。

 

高橋さんが最初におっしゃった「自己肯定感が低い」状態から、今では

「自己肯定感が高い」本当の私を取り戻しました。

そして、長年のトラウマから脱出できていました。

 

以前「理想通りに自分を育てた」と思っていたのは、

周囲の人に評価されるための理想通りに』育てていたので、

プライドは高くても 中身は空っぽで苦痛でした。

他者の評価を生きていたからです。

今は、自分の本心が『なりたい自分』に向かって生きることにしました。

 

過去に私が祈った『一生の幸せと引き換えにしても、この苦しみから救ってください』を

高橋さんは間違った祈り方で、「私は幸せになれない」という思い込みになっていると

教えてくださいました。そこで私の了解を得て、

『苦しみから救われて最善に幸せになれる。』と書き換え、信じさせてくださいました。

 

辛い過去を体験していると、自分は間違っていなくても 自分を責めて

私のように、自分を不当に否定して苦しむ人は多いのではないかと思います。

一人でも多くの人が私のように救われることを心から願って、お手紙を書きました。

高橋さん、お世話になりました。ありがとうございました。