子どもは誰でも、内的世界を表現して伝えることが難しいのですが、
発達障害のある子どもさんならなおさらのこと、
本人にとって、理解され難い状況はいかばかりかと思います。
大人が話している子どもさんへの評価と実際は異なるのかもしれません。
催眠状態で、お子さんの「内的体験」を、客観的に
親御さんが追体験できれば良いのですが、もしそれができなくても、
否、それができるできないに関わらず、
障害の種類や 重度軽度に関わらず、
子どもさんの内的世界を知ることに価値があると思い、
國學院大學の柴田保之教授を紹介したいと思います。
http://shirayukihime-project.net/shibata-yasukuki.html(白雪姫プロジェクト)
柴田教授は、言葉で表現できないと思われてきた重度の障害児に触れるだけで、
その子の想いを代弁できる方です。
私のクライアントさんに話したら、「既に行って来ました!」とおっしゃる方がおりまして、
言葉での意思疎通が全くできなかった重度の障害児の
『(子どもがどんな気持ちでいたのかを知って、感動で) 夢のような一日でした!』
とおっしゃっいました。
子ども自身が正確に表現することのできない「内的真実」を知る ことが、
お子さんにふさわしい育て方を探る手掛かりになるように思います。
障害のあるなしに関わらず、どの子でも、
大人に理解してもらえることは簡単でないかもしれません。
せめて私たち親は、
「もっと理解したい」という思いを寄せて関わりたいと思います。
障害や病気に対する私たちの常識は、
今や根本から問い直される時期に来ているように思われます。