なんという就職難でしょう。
私の知人のご長女Fさんもその一人で、
大学在学中から卒業後1年経っても内定を得られず、
学生時代からのバイトを続けておりました。
控えめでありながら機転の利く、素敵なお嬢さんでした。
この方が就職できないとは、「世の中は、人を見る目を失くしたのか?」と思ったほどです。

 

これには、きっと訳がある」そう直感した私は、

潜在意識にアクセスして「その訳」を探ってみることを勧めました。

Fさんは、修道女だった前世で「神に仕える仕事以外に就いてはいけない」と

自らに固く誓って、無意識のうちに今世にまで持ち越していたのでした。

  

潜在意識の働きは人智を超え、かくも不可思議なのですね。 

 

その誓いが、自分にはもう要らないことを自覚され、

どんな仕事に就いても、神を信じることができる」という信念に書き換えました。 

 

Fさんは「私が社会に認められない人」「必要とされない人」なのではなかったと知り、

気持ちが楽になったそうです。

そしてバイトを辞め、「これからは、新しい人生を歩もう!」と決意し、面接に臨みました。

そして、その日のうちに採用が決まったそうです。

 

「決意」すると、大宇宙が動き出すって、本当なんですね。 

 

 

もう一人紹介します。

さんは、眠くて眠くて、何時間でも何日でも寝ていられる…

とうとう、重責を担っていた職を退かざるを得ませんでした。

辞めたくなかったのに、苦渋の決断を余儀なくされて。


「こんなはずじゃない人生」を嘆き、

先行きの不安に押しつぶされそうになりながら、カウンセリングを受けました。

そのたびに、Mさんの深いところの声に耳を傾けました。 

 

やがてMさんは、『眠くて眠くて、何時間でも何日でも寝ていられる』状態こそが

その時の自分には、唯一の「救い」であったことを知ります。

生命を救うために、与えられていた「眠さ」でした。
抵抗しても無駄だったわけです
抵抗すればするほど、苦しみにはまり込みます。

  

「これじゃなく、もっと・・・」と現実を否定し、大切なことに目隠しして
「こうなってくれたら幸せなのに・・・」と私たちはないものを求めますが、

その価値観が 自分を追い込んで、幸せから離れてしまっていたのです。 

 

「眠っている自分」を、役に立たない人間と卑下することをやめ、

そのまま引き受けられるようになりました。

頑張りすぎてきた自分を解放し、

頑張れない時でも、私は私…と、自分を赦せるようになりました。

 そして、自分が楽しいことをすること。
自分を喜ばせること。感動すること!
たとえ今はできないことでも、楽しかったあの時を思い出し、味わってみる…。

「楽しい!」「うれしい!」体験は、いざという時、助けとなります


「変えられること」と「変えられないこと」を知り分け 、
変えられないことを受け入れる心の平安を 内に育み、

 

さんは、今すでに与えられている恵みを数えられるようになりました。

 

ゆっくり休んでいる時間は、

それまで考えたことのない大事なことに目覚める時間でした。

眠くて、眠くて・・・それには深い訳があったのです

そのことに気づいた頃には、体調もよくなって元気になっておりました。

 
眠ることによって、目覚めるなんて・・・ちょっと不思議ですね。

 

より成熟して、人生の喜びを味わえる自分になって、職場に復帰しました。

かつての自分では、そこにいても見えなかったものが、今は見えるようになって。

 

揺らいだっていいのです。
揺らぎは、軸を見つけるチャンス!
戻る軸
を見つけられたら、いつでも戻れるから!