認めがたい事態に直面し、失敗に気づくことがあります。
起きてしまった事態を消し去ることはできないかもしれませんが、
揺れ動く自分を立て直し、「自分自身に立ち還(かえ)る術(すべ)」があります。
揺れ動く時、私は「静けさ」に帰ります。
目を閉じて深呼吸して、
息をさせてくれている「命の源」へ意識を向けて、黙想します。
しかし、揺れが大きな時は、自分の源へ容易に入ることができません。
生きていれば、いろいろあります。そんなこともあります。
そんな時に私に力を与えてくれる大事なものは、
鈴木秀子先生の御著書や講話会のCD、テープです。他には、
高橋佳子著「祈りのみち 至高の対話のために」
W.キッペス神父様の教え、
ハイヴィジョンTV番組 「道(タオ)・・・老子」(緒形拳追悼番組)です。
今日は、それらをご紹介します。
失敗したと気づいて、反省に向かいます。
反省って、どんなことをするのでしょうか。
高橋佳子著「祈りのみち 至高の対話のために」より
(p248)反省のとき
『反省とは、自分自身に対する審判ではありません。
自分を罰することではありません。
むしろ、自分の心の在り方によって
すでに自分がどのような罰を受けているかを知ることです。
自分によるその罰から自分を解放し、
自分の中にまだ眠っている本当の自分を現わすことです。』
自分のここが悪かったと非を口にすることで終わってはいけません。
「良い・悪い」の判断を離れ、
自分の行動の動機と結果を省み、
大切なものを大切にしてゆく 心と行いの再生の営みなのですね。
失敗の元になった行動を、自分はどんな動機で行っていたか、
そしてそれがどのような結果になったか、振り返ってみます。
そして、そこから学ぶことを見つけます。
鈴木秀子先生は、「過去は学ぶためだけにある」とおっしゃいます。
このことから私は何を学ぶことができるか、
今後、再び同じ場面に直面したら、次は何に気をつけ、どうしたいか、
自分と相談します。
そのような時は、いっぺんに目の前が開けるとは限りません。
一日に一つずつ「気づき」が与えられ、一歩一歩立ち上がることもあります。
そんな時期は、「これが今の私のペースなんだな・・・」と受けとめます。
「あんなことを言わなければよかった。」
「どうして、あんなことをしてしまったのだろう。」
「なぜあの時、~しなかったのだろう。」
とかく私たちは、過去をそのように振り返って自分を責めがちです。
それが一番の間違いだと、鈴木先生はおっしゃいます。
鈴木秀子先生は、
「私たちは人間であって神ではないから、限界がある。それが人間なのだ。」
「人間は、その時々に最善の選択をしていると言われます。
その時他のことができていれば、そうしていたのです。
そうできなかったのは、自分が限界のある人間だからです。
辛い思いは、月謝です。 (宇宙に月謝を払って学ばせてもらっている)
それでは、そこからあなたは何を学びますか?
今度同じようなことがあったら、次はどうしたいですか?」
と問いかけて下さいます。
私は、動機と結果をありのまま振り返って、学びを大事にします。
私は現在、臨床パストラルケアを学んでおりまして、
そこでキッペス神父様と出逢いました。
キッペス神父様は、大事なことを教えて下さいました。例えば、
「人の反応には、慣れるしかない。
人の反応は、その人のもので、自分のものではないから、その人の自由。
自分にはコントロールできないことを知りなさい。
自分がコントロールできるのは、自分の気持ちと行いです。」
「自分の内なる光に正直に従いなさい。
内なる光に従った結果、良くない結果が出ることもある、失敗することもある。
それでも内なる光に従い続けなさい。失敗を体験することに意味がある。
失敗しなければ獲得できないものがある。
それをどう捉え、どう向き合うかは自分の問題です。
神の声を聴くために、失敗することもある。
病気することも、災難に遭うこともある。」
全ての出来事は、
大宇宙からの呼びかけに耳を澄ませるために与えられているのですね。
このことを通して、もっと幸せになるように育てられているのですね。
辛い現状に今、対処できることがあれば慎重に選択して行動します。
しかし、すでに どうすることもできないことなら、
私は目を閉じて、
そのことに関わった方々を丁寧に神様に委(ゆだ)ねるよう祈ります。<
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お一人お一人を、神様の手にお渡しします、祈りを込めて、大切に。
あとは、そこから気持ちを離します。
不都合な出来事から「気づき」が得られるようになったら、
「もし、このことが起きていなかったらどうだったろう?
あの人に、~されていなかったら、私はどうだっただろう?」
と想像します。
辛い思いはしていなかったはず・・・けれども、自分では気づけなかった!
いまだに調子に乗って、過ちに気づけないままでいただろう。
辛い思いを体験させてくれた方は、
私が気づけるようにと、その役割を担って下さったのですね。
そして、自分を「静けさ」の中に帰します。
内なる「静けさの世界」こそが、愛と癒しの源泉です。
そこは、就寝中に還っている「魂の故郷」とつながっています。
全ての体験を希望に導く叡智が蓄えられた世界です。
「内なる静けさ」を普段から感じていると、楽にそこに帰れるでしょう。
あなたは、ご自分を助けてくれる「内なる静けさ」を持っていらっしゃいますか?
なかなか自分の「内なる静けさ」に戻れない時に私を助けてくれたのは、
ハイヴィジョンTV番組 「道(タオ)・・・老子」(緒形拳追悼番組)です。
この番組は素晴らしいですよ。
ご覧になりたい方のために、4月に鑑賞会を行うつもりですので、お楽しみに
ご一緒に、「内なる静けさ」を体感しましょう。
久しぶりの方に逢えるかもしれませんね。
あるいは、新しい出逢いがあるかもしれません。楽しみにします。
久しぶりのブログをお読み頂きまして、ありがとうございます。
ブログの感想など、お寄せ頂ければ嬉しいです。
セラピー夢 http://www.therapy-yume.jp/
それでは皆様、
2010年の 全ての体験と感動を楽しみましょう。
あなたに、素晴らしい明日が拓けます